ヒロットの名前の由来
 フィリピンの歴史を遡ると、ヒロットは、約5世紀頃から広まり始めてきたとされるトリートメント療法です。
ヒロットは、神からの贈り物(GIFT)とされ、その手技は、公に教え広められる事はなく、それを受け継いだ家系の特別な人間のみが代々にわたり、次の世代、その次の世代へと伝授していった神秘的なフィリピンのトリートメント療法です。
手技や使用するココナッツオイル、器具などに関しても、一切、書物などに書き残されている事はなく、今、現在いるヒロットの施術者は、全てのヒロットの知識を前の世代から学び受け、その血統、力、技術を家系の誇りとして、尊重し、受け継いで、今に至っています。
ヒロットの歴史
現地語(タガログ語)の方言が元となっていると考えられています。
・ Massage Rubbing
・ Touch with Caress
日本語に訳すと、“優しく触る”といった意味合いになります。
その他にも、
・ Hilot ― manghihilot (ヒロット ― マンギヒロット)
・ Hagot ― manghahagot (ハゴット ― マンハハゴット)
・ Haplos ― albolaryo (ハプロス ― アルボラルヨ)
と言う言葉があります。これらは施術手技の種類も異なりますが、いずれもフィリピンの伝統的なトリートメントを指します。
ヒロットの手技・効果について
ヒロットの具体的な施術では、オイルを手に塗って、圧迫や輪状揉捏をする身体の部位に合わせ、圧迫をしながら皮膚を寄せ、親指を含めた十指を使って揉みほぐします。圧を加えながら、後頭部、首、首の付け根、肩甲骨、腰の辺りまで揉みほぐしていきます。
オイルは、フィリピンの国花であるサンパギータ(ジャスミン)から抽出したサンパギータオイルと、バージンココナッツオイルを交ぜて作ったものを使用します。とてもサラサラしていて、すべりが良いのが特徴です。オイルの配合は症状や部位によって変えることがあります。
【効果〜妊娠中の不快感を改善し、ストレスを軽減】
ヒロットは、フィリピンの民間医療でいうピレイ(神経や血管が塞がった状態)やラミグ(筋肉や関節が冷えた状態)から人体を解放することを目指す施術です。現在では、健康のため、血流を整えるトリートメント自体も意味するようになりました。
また、ヒロットは、「位置を整える」という意味もあり、昔から妊婦さんにトリートメントをしたり、面倒をみたり、出産に立ち会うなど、助産師の事も指していました。現在では、妊婦の腰や背中の痛みを改善するといった効果が認められています。
さらに、ストレスはホルモンのバランスと密接に関わっており、ヒロットを定期的に受けると、ストレスの原因となるコルチゾールという成分を低下させる効果があることも証明されています。
※1999〜2000年に行われた調査では、妊婦さんに週2回のヒロットを5週間続けたところ、背中や腰のコリがとれ、夜、良く眠れるようになり、ストレスに密接に関わっているホルモン、コルチゾールという成分が低下するということや、陣痛の時間を短くし、痛みも少なくする効果が認められました。
古代ヒロットとモダンヒロットの違いついて
古代ヒロットは、病気や怪我を改善する為のトリートメントです。オイルや使用する器具は、怪我の具合や場所、病気の種類などによって変わります。
モダンヒロットは、リラクゼーションや血流を整えるなど、健康を目的としたトリートメントです。オイルは、フィリピン国花のサンパギータ(ジャスミン)から抽出したオイルとバージンココナッツオイルを混ぜたものを使用します。
十指を使った「ヒロット」の特徴
ヒロットは、すべての指を使って施術します。
オイルトリートメントの分野では、指の動きが速く、力強いのがとても特徴的です。
是非、一度体験して下さい。
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